第2回:不動産投資のメリット・デメリット

不動産投資

皆さん、こんにちは。
自称「洗えるクロス」広報部のYoYoです。
インクコーポレーションは、「大家さんの味方」というのがモットーです。
今回も不動産投資を開始しようかなと考えている方や初心者に向けて不動産投資について役に立つ情報発信を行います。
前回は、不動産投資の基礎知識について説明しました。今回は、一般的に言われている不動産投資のメリットとデメリットについて説明しますね!

メリット
1. 安定で継続的な収入(キャッシュフロー)を得やすい
これは不動産投資の最も大きな魅力の一つですよね。例えば、太郎さんが都心のマンションを1部屋購入し、月々10万円の賃料を得ているとしましょう。これが、太郎さんの収入として毎月確実に入ってくるものです。他の投資のように毎日の価格変動に一喜一憂することなく、安定して収入を得ることができます。ただし、家賃収入だけ見るのでなく、不動産投資に伴う支出(物件管理費、湯沸器等の修繕費等)についても考えないといけません!
ですので、家賃収入だけを注目するのではなく、それに伴う支出を差し引いた「利回り」について知る必要があります!

2. 資産の価値向上
良いエリアで適切な物件を選べば、時間とともに物件の価値が上昇する可能性があります。例: 10年前に3,000万円で購入した物件が、エリアの発展や人口増加により、現在5,000万円に価値が上昇した場合、2,000万円のキャピタルゲイン(資産の増加分)を得ることができます。
実際、近年、熊本県の菊陽町で不動産価格が大きく上昇中です(2023年)。これは、台湾危機問題におけるTSMC(世界最大手の半導体製造会社)の菊陽町進出により、不動産価値が2~3倍まで上昇してからだといわれています。

3. 税制の優遇
不動産投資に関しては、節税対策としての要素も持っています。例えば、物件の経年劣化(減価償却)による税金控除や、賃料収入に対する経費控除など、様々な税制上のメリットが利用できます。こちらについては、奥が深いのでまた別途詳しく説明しますね。楽しみにしてください!

4. 資産の拡大と運用
初期の投資額だけでなく、銀行ローンなどを利用して大きな資産を運用することが可能です(レバリッジ効果)。例えば、 2000万円の自己資金で、8000万円の物件を購入する場合、6000万円分を銀行から借りることで、購入します。そして、5年後に物件の価値が上がり、例えば1億円で売却できたとすると、1億円 – 6000万円=4000万円の売却益が得られ、さらに税金や様々な手数料等を差し引いてざっくりと3000万円の利益を得るとします。そうしますと、自己資金2000万円で5年後には3000万円の利益を得ることができることになります。

デメリット
1. 直ちに現金化しにくい(流動性が低い)
株やFXなどの金融商品とは異なり、物件はすぐに売却して現金化するのが難しいことがあります。例: 急な出費が必要になった場合、不動産は高価なためすぐに売って現金化することが難しく、計画的な資金管理が必要となります。

2. 大きな初期投資が必要
不動産の取得には、購入価格だけでなく、仲介手数料や登記費用など、様々な初期費用が発生します。例: 5,000万円の物件を購入する場合、その10〜20%相当の初期費用が必要となることもあります。

3. 物件やテナントのトラブル
物件の故障やテナントの賃料滞納、退去時のトラブルなど、日々の運営で発生する可能性があります。例: マンションの水回りの故障で、突如修理費用が発生した場合や、テナントが賃料を支払わずに退去した場合等や自殺等による物件の価値低下等があります。

4. 経済状況の影響を受けやすい
地域の経済状況や金利の変動など、外部の要因によって投資成果が左右されることがあります。例: 2008年のサブプライムショックのように、経済の大きな変動が不動産市場に影響を及ぼすことがあります。

まとめ
不動産投資は、しっかりとした知識と情報収集、計画的な運営が必要となります。メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えるための策を練ることで、安定した運用が可能となります。次回は、不動産投資での利回りの計算方法について詳しく解説します。

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